気まぐれ日記

中国人夫と結婚して上海へ移住、気まぐれに日記を書いてます。

上海移住の1年後、ロックダウンを経て思うこと

恥ずかしいながら、自分はあまり政治に興味がない人でした。しかし、上海でロックダウンを経て、初めて政治の制度は如何にして自分に影響を与えるのかを痛感しました。

 

 

ロックダウン中は運よく強制隔離させられませんでしたが、隔離施設での生活が恐怖で、当時はいつ自分が住んでる建物で陽性者が出るか不安に溢れる日々でした。

(陽性者と同居者が隔離させられる⇒陽性者と同じ階の住人が隔離される⇒陽性者と同じ棟の住人が隔離されるとルールがどんどん厳格化されました。)

個人的には、コロナになることよりも隔離施設に送り込まれることの方が一万倍怖かったです。

また、私は朝にコーヒーを飲む習慣があります。ロックダウン中は自由に物を買えず、コーヒーを切らしてしまうことさえストレスに感じる人間です。SNSや周りで「国は私たちの命を守るために一生懸命やってるんだから、ちょっとぐらい我慢してよ」のような考えが溢れていて、この国では生きていけないと本気で思いました。ロックダウンの終盤あたりでは、「このやり方って、おかしくない?」という意見に切り替わった人がそれなりにいたのも事実です。ちなみに、夫がなんとかコーヒーを手に入れたので、切らすことはなかったです。

上海ロックダウンやゼロコロナ政策の是非についての議論はさておき、私は政府の政策1つで生活がここまで影響されることを思いもしませんでした。2022年はどれだけストレスマックスの生活だったかは、きっと経験した方にしか伝わらないです…

ロックダウンは解除され、ゼロコロナ政策も終わった今ですが、やはり根本的に政治の体制上、何が起きてもおかしくない所だと思ってます。

 

実は異国に骨を埋める覚悟で上海へやってきたが、その覚悟はあっさりと無くなり、今ではいずれ日本に帰ろうかと悩みまくってます。

日本で10年以上生活した、超エリートの中国友人に相談したら、「何が起こるかわからないのって、どの国でも同じじゃないかな?ロックダウン並の衝撃は中国で数十年生きた中、初めてな訳で、日本だって、いつ大地震で家が潰れるかわからないよ?総合的に考えて、自分が生活しやすい国に住み、嫌になったら他移ればいいんじゃないかな。」とアドバイスをいただきました。

確かに普通の生活に戻った現在は、充実した日々を送り、仕事にも家庭にも何一つ嫌なことはないです。夫の家族とも仲良く、皆とても優しくしてくれてます。

今のところ、帰る理由の1番は子供の教育の心配ですね。(←これについてはまた別途お話します)

まだ新婚で子供はいませんので、少々杞憂ですね…

 

つらつらと書いてしまいましたが、最後に自分で撮った好きな上海の写真を数枚載せます。

大学時代から上海に10回近く訪れており、上海大好きで移住してきました!今は色々と迷うことはありますが、好きな部分は変わってませんし、ここ数年は難しいことを考えずに楽しく暮らそうと思います。

f:id:mika_lala:20230627164649j:image
f:id:mika_lala:20230627164654j:image
f:id:mika_lala:20230627164657j:image
f:id:mika_lala:20230627164701j:image